BUMP OF CHICKEN未聴者にお勧めしたい私的12曲(3/3) | ユークリッド空間の音

BUMP OF CHICKEN未聴者にお勧めしたい私的12曲(3/3)

最近のブログに

 

「『BUMP OF CHICKENを知らない人に

  BUMP OF CHICKEN12曲を勧めるとしたら?』

 みたいなことを考えています」

 

と書いたので

ちょっと考えてみました。

 

あくまで個人的な見解です。

 

BUMP OF CHICKENを知らない人に勧めたい12曲。

(~「aurora arc」の範囲内)

 

今の所

 

1.月虹

2.天体観測

3.メーデー

4.車輪の唄

5.ギルド

6.sailing day

7.K

8.花の名

 

今回ラスト4曲。

 

9.ロストマン

 

私的イメージ「迷っても 失っても また立ち上がる」

 

印象的な歌詞

「強く手を振って

 あの日の背中に

 サヨナラを

 告げる現在地

 動き出すコンパス

 さぁ 行こうか

 ロストマン」

 

作成に半年を要したと聞いています。

理想の自分を失ったとき

大切な存在を失ったとき

それでもその時から世界は繋がっている。

東日本大震災のあと

また奇しくも自身が西日本豪雨に遭ったあと

この曲から力を頂きました。

この枠で「記念撮影」と凄く迷った。

ロストマンは曲展開が劇的である。

何より

 

「さぁ 行こうか ロストマン」

 

はBUMP史上のワードの傑作だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

10.ファイター

 

私的イメージ「自分だけの 命ではない」

 

印象的な歌詞

「掴むよ 掴んでくれた手を

 闇を切り裂け 臆病な爪と牙」

「いくつもなくなったあとに

 強く残った ひとつ残った」

 

12曲中最後の1枠で決まった曲。

他、「プレゼント」「太陽」「アンサー」など候補多数。

自身で光を手に入れるテーマと共に

「守るべきもの」を同時に描いた「ファイター」を選びました。

アニメ「3月のライオン」で用いられた曲。

ラストのコーラスは自分はライオンの咆哮に聞こえる。

大地をしっかりと踏みしめて歩くように聞こえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11.HAPPY

 

私的イメージ「これまで生きてきたから これからも生きていく」

 

印象的な歌詞

「悲しみは消えるというなら 喜びだってそういうものだろう」

「誰に祈って救われる つぎはぎの自分を引き摺って」

「闘う相手さえ解らない だけど確かに痛みは増えていく」

「教わらなかった歩き方で 注意深く進む」

 

「誰に祈って救われる それよりも大切な手を取って」

「勝ち負けの基準も解らない だけど確かに守るものがある」

「教わらなかった夢と共に 少年は大人になった」

「消えない悲しみがあるなら 生き続ける意味だってあるだろう」

 

恐らくは渾身で作られたであろう

渾身で聴きたい曲。

はじめてこの曲を聴いたときに

「ああ、これがBUMPだ」と

凄く納得したのを憶えています。

「生き続ける」ことを真正面に据えた歌詞がいい。

 

ラストにコーラスを交えて「ラドミソ」の響きが出てくる。

反則的に素晴らしいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

12.宇宙飛行士への手紙

 

私的イメージ「言葉の力を信じた想いで時空を超えて伝わる 光であらねばならない理由」

 

印象的な歌詞

「どうやったって無理なんだ 知らない記憶を知る事は

 言葉で伝えても 伝わったのは言葉だけ」

「全てはかけがえのないもの そんなの誰だって知っている」

 

「そしていつか星になって また一人になるから

 笑い合った 過去がずっと 未来まで守ってくれるから」

 

BUMPがずっと歌い続けてきた「今」ということ、

その理由に関する解の一部分が示されている曲だと思う。

最期という個の存在の究極の未来。

言葉を大切にしてきたBUMPの曲で

「言葉で伝えても 伝わったのは言葉だけ」

という歌詞が出てきているのも

ハッとさせられます。

やはりBUMPの曲は自身が自身を救うことを

奥底に潜ませていると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12曲選んでみてわかったけど

(選ぶ前からわかってたけど)

12曲じゃ足りないね。

到底足りない。