笑殺ジャッカー | ユークリッド空間の音

笑殺ジャッカー

「批判」というのは、基本的に負のエネルギーを必要とするものです。

だけど、人間として生きていく上で、

どうしても我慢ならないことがあるのも事実。


という訳で、今日はテレビ番組「エンタの神様」について

ちょっと物申してみます。

基本的に批判なので、

「エンタ」が好きな方は、読まれないことをお勧め致します。


「エンタの神様」。うーん……。

私も毎週観ているのですが、どうも首を捻ってしまうことがあります。


①あるあるネタが多すぎる。

「今はこういうのが売れるのかな」とも思うのですが、

それにしても度が過ぎる。

で、ちょっと計算してみました。

<よく出てくる出場者>に対する、<あるあるネタで出てくる出場者>の割合。

凡そ30%超。

分母を変えると、この数値はまだ高くなります。

うーん、これって、多すぎちゃうのん?

幾ら金のなる木人気とはいえ、バランスが悪い。


②漫才がない。

漫才スタイルでネタをやっているのは、

今やレギュラーくらい。(これも異端変格だ)

アンタッチャブル、スピードワゴン、磁石といった漫才師達が、

何故かコントをしている。

何か、漫才に対する歪な偏見でもあるんだろうか。

私は漫才が好きだから、贔屓している所もあるが、

しかしこのご時世に、漫才率ゼロ%というのはあり得ない。

昨年度の「オンエアバトル爆笑編」の決勝では、

奇しくも全員が漫才だった。

これとは対照的だ。

ただ、こちらの番組では、審査員が「オンエアしたい」というネタを選んでいるから、

一応納得はいく。

それに比べると……、

コントだのピン芸だの漫才だのと、人それぞれの好みはあるが、

「エンタの神様」の方針には、どうしても考えさせられてしまう。


確かに良い点もある。

新人発掘は出来ているし、旬な芸人のネタも観られる。


しかし、そのネタも何だか振るわなくなってきた気がする。

「量産し過ぎて質が落ちている」と思うのは私だけかな……。

錯覚かも知れないが、

同じ芸人でも、番組が違うと面白さも増しているように感じる。


ま、これは私個人の意見でしかない。

「エンタ大好き!」って人もいるやろうしね。

取り敢えず、「人間には好みがある」ってことです。ちゃんちゃん。